逞しいメンタルを育てる(自己実現編)
皆さん、こんばんは
最近読んだ「致知」(月間誌6月号)に興味ある対談がありました。
とても参考になりましたので皆さんにもシェアしたいと思います。
特に小学生をお持ちのお母さま方にお勧めです。
対談者は明治大学教授の齋藤孝先生と陰山ラボ代表の陰山英男先生です。
長年日本語教育に携わってきた齋藤先生。
百マス計算、音読などを取り入れた陰山メソッドで知られる陰山先生。
「小学一年生の学習が人生のレベルを決める」というお題で対談が進みます。
齋藤先生は、今小学校で使われている教科書はわりあい絵が多く、活字量が少ないと言っており、日本語を身につけるためには、膨大な活字に触れる必要があると見解です。私も低学年の子供がいますが、娘の国語の教科書を見てみると、以前に比べて活字量が少ないように思えました。
やはり、学力育てるためには圧倒的な活字量に触れることがたいせつなんですね。
プロ野球の選手になる人はで小学校の頃から圧倒的な練習量をこなしていますね。
大リーグで選手として大活躍したイチロー選手も、すでに小学校の頃から、鍛錬を重ねています。何事も基礎となる部分が大切ということですね。
陰山先生はご自身のメソッドを導入した全国の学校で子どもたちに短時間に集中して名分を読ませ、音読を取り入れた結果、子供たちの学力が急激に伸びたそうです。
ところが、ある時、そのメソッドを取り入れた学校から「成績が急降下したんですけど」と相談を受けたそうです。陰山先生は実際に足を運んで、教室に入ったとたん、気づきました。理由は「古典などの名文を使ってなかった」ことでした。
古典などは文章に力があるんですね。力のない優しい文章をよんでも、力にはならない。
逞しいメンタルを育てる
齋藤先生は「文章の力強さが学力や逞しいメンタルを育てる上で大きな働きをすることは間違いないでしょう」とおっしゃていました。
メンタルの強さは肉体を鍛えることや、スポーツ等を通して鍛えることもできると思っていましたが、古典を読むことによっても鍛えられることができるんですね。新たな発見でした。
あなたも古典を読んでみませんか、特に論語は原文とともに現代語版で訳されている本
も結構でていますので、お手元に一冊置かれることをお勧めします。
読むと腰の背骨がピシとしてきて、その時の時代へタイムスリップし時代の精神を感じることができますよ。
特に現代は科学技術の進歩により物は豊になりましたけど、はたして、精神の力(メンタル)はどうでしょうか。一概に論じることはできませんが、古典を読む限りでは、
進歩しているように思えないのは私一人だけでしょうか。
また、小学生には論語の「己の欲せざるところ、人に施すなかれ」という章句が人気が高いそうです。古典は心の琴線に触れる力がある。だから今日まで生き残ってきた。
だから、学習には「文化遺産を継承する」というような絶対的な意味合いは必要ではないかとも言っておられました。
あの、安岡正篤先生は、7歳も頃から、四書(大学、中庸、論語、孟子)を素読していたそうですよ。(安岡先生は陽明学者・哲学者・思想家で日本の政治家、実業家等に影響を与えた偉大な方です)
先生も人間の精神をつくるのは読書、特に古典を読むことであると言っておられます。
多少話が少しむずかしくなっちゃいました感がしますので、次は音速読の効果についてみてみましょう。
音読は文章を目でみて口に出して読み、頭で判断するという全身運動です。慣れてきたらスピードを早めていくのがポイント。
なぜか、早く読もうとしたら必死についていきますよね。そうすると体が自然に前のみりになる。学習に対して主体的になっていくそうです。
また、早く読むことにより、脳内の言語の回転が速くなり、思考を楽しくさせるそうです。それが思考力の向上につながっていくそうです。
子どもだけではなく、大人の私たちにも効果てきめんです。
早速、今日から試してみたら、何か頭の回転は速くり、朝からやる気がでて物事の判断瞬時にできて、得した一日でした。
今日は「逞しいメンタルを育てる方法」をご紹介いたしました。
心理学でもいろんなスキルがありますが、「本」(古典)をよむことも大切ですね。
あなたも一度試してみませんか。
そんなあなたをいつも応援しています。
最後までお読み頂きありがとうございました。
心より感謝いたします。